約6割が「パスワード使い回し」 - 「忘れてしまう」「面倒だから」が半数超
一方、パスワードの使い回しについて質問したところ、金銭に関連するサービスサイトでは、41.8%のユーザーが使い回しを行っていた。さらに個人情報を発信するサイトでは56.2%、その他サービスサイトにおいても55.7%にのぼり、全体では約6割がパスワードの使い回しを行っていた。
パスワードの使い回しをしていると答えた1212人にその理由を聞いたところ、「パスワードを忘れてしまうから(64.1%)」「複数パスワードの管理が手間だから(51.3%」「ひとつのパスワードを利用していると簡単だから(42.2%)」との回答が目立つ。
またパスワードを変更する周期を見ると、「変更したことない」が金銭関連サイトでは41.3%、個人情報発信サイトでは46.9%、その他のサイトでは51%となり、4割から5割を占める。一方、2週間以内の周期で変更していると答えたのは、いずれも2.4%とごく一部のユーザーに限られた。
利用しているショッピングサイトが、セキュリティを確保するために認証方式を変更することになった場合、どの程度の変更ならば継続利用するか意向を尋ねたところ、「8文字以上のパスワード設定が必要」では、71.8%が許容できると回答。一方で「12文字以上」になると24.5%と格段に割合は低くなる。
IDとパスワード以外に生体認証など他認証方式と組み合わせるとなると、許容できると回答したユーザーは6.8%と極端に少ない。
その一方で、「認証方式を変更しなければならないならば、継続利用しない」とするユーザーについても、6.8%にとどまっていることを見ると、セキュリティ強化にあたり、なんらかの対応を許容する姿勢は見られた。
(Security NEXT - 2014/08/06 )
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