Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

シーディーネットワークス、CDNサービスでの改ざん認める - 具体的な内容には踏み込まず

バッファローのダウンロードサイトにおいて、一時配布ファイルにマルウェアが混入した問題で、同サイトの委託先とされたシーディーネットワークス・ジャパンは、改ざん被害が発生したことを認めた。CDNサービスに対するセキュリティ侵害であり、被害の影響が懸念されるが、具体的な内容については言及を避けている。

20140603_cn_001.jpg
事態を公表したシーディーネットワークス・ジャパン

同社によれば、同社CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)サービスの「ウェブ・パフォーマンス・スイート」において、オプションであるコンテンツのアップロードサービスで被害が発生したもの。

同社では今回の問題について、利用者がアップロードした一部コンテンツで改ざん被害が発生したと説明。被害規模や原因、経緯については言及を避けつつも、CDNサービス全体への影響については否定している。

事後対策として、すでに同サービスの全利用者についてファイル改ざんの有無について確認しており、影響を受ける利用者に対して連絡を取ったという。

同社を名指ししたバッファローではない別の改ざん事件に関しても、同社サービスを利用していたとの一部報道があるが、同社は具体的な内容には踏み込まなかった。現在も被害の詳細について調べており、中長期的な対策の準備などもあるとして報告に時間がかかるとし、「別の機会を通じて、利用者向けにあらためて報告する」と説明するにとどめている。

(Security NEXT - 2014/06/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ネックストラップ通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
獣医学本販売サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
化粧品メーカーがサイト改ざん被害 - マルウェアDLのおそれ
スポーツ用品通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
研究用サーバが改ざん、オンラインカジノへのリンク - 札幌市立大
日本茶の通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
市施設サイトに不正アクセス、メール配信CGIの脆弱性が標的に - 小諸市
製麺通販サイトに不正アクセス - 不正プログラム除去も被害継続
東亜大に不正アクセス、サイト改ざんで判明 - サーバ内部に個人情報