Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

旧版「Movable Type」の利用サイトで多数改ざん被害 - 不正サイト誘導の踏み台に

ブログなどへ活用されている人気CMS「Movable Type」だが、脆弱性が含まれる旧バージョンの利用者で改ざん被害が多発している。

インシデント報告を受け付けているJPCERTコーディネーションセンターが、「Movable Type」に関する報告を多数受領しているとして、注意喚起を行ったもの。

既知の脆弱性を狙った攻撃により、不正なファイルがウェブサイト上に設置されたり、コンテンツが改ざんされ、不正サイトへ誘導する「iframeタグ」や難読化された「JavaScript」が埋め込まれる被害が発生しているという。

誘導先のサイトでは、「Java」や「Adobe Reader」「Adobe Flash Player」「Internet Explorer」などの脆弱性を攻撃するよう細工が施されており、ウェブサイトを閲覧したパソコンがマルウェアへ感染するおそれがある。

同センターでは、ウェブ管理者へコンテンツの改ざんが発生していないか確認するよう呼びかけるとともに、「Movable Type」はもちろん、OSや他ソフトウエアについても、最新の状態にアップデートするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2014/05/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サイトが閲覧不能に、個人情報流出のおそれも - 筋ジストロフィー協会
ホビー通販サイトが改ざん被害 - 個人情報流出の可能性
企業サイトが改ざん、無関係の通販サイトが表示 - カイゼンベース
郡上八幡の特産品扱う通販サイトが不正アクセス被害
観光業界向けオンラインメディアが改ざん被害 - 外部サイトへ誘導
日本語学習支援施設のサイトが改ざん被害 - 横浜市
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
人材紹介サイトが改ざん、個人情報は別システムで管理 - AGSグループ
サイトが改ざん被害、別サイトへ誘導 - 富山市内の商業施設
ポケモングッズ通販サイトにPWリスト攻撃 - 一部で会員情報改ざんも