2014年1Qの脆弱性届出は189件 - ソフトとウェブの減少傾向続く
情報処理推進機構(IPA)とJPCERTコーディネーションセンターは、2014年第1四半期における脆弱性の届出状況について取りまとめた。
同レポートによれば、同四半期に届け出があった脆弱性関連情報は189件。内訳はソフトウェア製品の脆弱性が44件、ウェブサイトの脆弱性が145件だった。
ソフトウェア、ウェブサイトのいずれも前四半期の83件、219件から減少。2013年はいずれも高い水準で推移していたが、同四半期の減少で比較的落ち着いていた2012年の水準に戻っている。
受け付けを開始した2004年からの累計件数は、ソフトウェアが1788件、ウェブサイトが7729件で合計9517件。ウェブサイトが占める割合は81%で変化は見られない。1就業日あたりの届出件数は4.01件で、前期の4.03件からわずかに改善された。
ソフトウェア製品の届出件数を種類別に見ると、最多は「ウェブアプリケーションソフト」で8件。前期の10件を下回った。次いで「グループウェア」「アプリケーション開発・実行環境」と続く。
前期に最多となる50件の届け出があった「ファイル管理ソフト」は、届け出がなかった。既存の分類にあてはまらない独自サービスや機能を提供するスマートフォンアプリの届出が多かったため、「その他」が増えている。
(Security NEXT - 2014/04/24 )
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