銀行ホームページの17%にセキュリティ上の問題
ICT総研が、銀行が運営するホームページの17%に脆弱性が存在するとの調査レポートを発表した。システム関連の情報が漏洩する脆弱性が存在するという。
同調査は、ベルウクリエイティブの協力のもと、2013年8月から12月にかけてネットバンキングサービスを提供している主要銀行123行を対象に調査および評価を実施し、取りまとめたもの。
調査結果によると、調査対象となった銀行の17%にあたる21行において、ホームページのウェブアプリケーションにセキュリティ上の脆弱性が存在したという。システム関連の情報が漏洩する問題を抱えており、場合によっては攻撃を受ける可能性があると指摘している。
内訳を見ると、都市銀行のホームページにおいて問題は確認されなかったが、地方銀行では64行のうち6行、第二地銀では41行のうち3割にあたる13行、その他銀行の14行のうち2行に存在した。
また今回の調査では、ネットバンキングの調査も実施しており、「EV SSL証明書」を導入しているサイトは91.1%と、全体の9割を超えていることも判明したという。
(Security NEXT - 2014/02/13 )
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