「JVN iPedia」に登録されたAndroid関連の脆弱性は187件 - アプリが7割
情報処理推進機構(IPA)は、脆弱性データベース「JVN iPedia」へ登録されたAndroid関連の脆弱性動向について取りまとめた。7割はアプリに関する脆弱性だったという。
「JVN iPedia」は、国内外の脆弱性情報を収録しているデータベース。2013年末までに同データベースに登録されたAndroid関連の脆弱性は187件。OSに関する脆弱性は54件で、のこる133件の脆弱性はアプリに関するものだった。

Androidアプリの脆弱性登録状況(グラフ:IPA)
アプリの内訳を見ると、ブラウザやメールといった「通信」が58件で最多。「SNS」が21件で次いで多く、「仕事効率化(20件)」や「ツール(15件)」が僅差で続いた。
一方脆弱性の内容を見ると、アプリが管理するデータが改ざんされる可能性がある「認可、権限、アクセス制御」が32件で突出しており、「情報漏洩(9件)」「不適切な入力確認(7件)」と大きな差が開いた。
同機構では、通信関連のアプリやSNSアプリの脆弱性が悪用されると、通信内容や履歴、連絡先の情報などが漏洩する可能性もあることを利用者側で認識しておく必要があると指摘。スマートフォンでもパソコン同様、速やかなアップデートが求められると説明する。
また開発者についても、脆弱性を含まない安全なアプリ開発を積極的に進める必要があるとして、対策を呼びかけている。
(Security NEXT - 2014/01/21 )
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