IPA、無償で利用できるウェブアプリ脆弱性検査ツールの特徴を解説
情報処理推進機構(IPA)は、ウェブサイトの脆弱性検査に利用できるオープンソースツールのレポートを取りまとめ、公開した。
今回公開した資料「ウェブサイトにおける脆弱性検査の紹介(ウェブアプリケーション編)」は、ウェブサイトの脆弱性を検査するためのツールを紹介したレポート。同機構サイトよりダウンロードできる。
脆弱性が攻撃を受け、改ざん被害が生じるケースが多発しているものの、予算を捻出できず安全性を確認しないままウェブサイトを提供しているケースがあるとして、無料で気軽に活用できるオープンソースのツールについて解説する同書を取りまとめた。
検出精度や検査方法、利用者側に求められるスキルなど、ツールごとに特徴があることから、7種類のうち3種類のツールをピックアップ。概要や使い勝手など解説している。
取り上げたツールは、自動的にウェブサイトを巡回し、検査結果をレポートしてくれる「OWASP ZAP」、ローカルプロキシとして動作し、パラメータ値を手動で変更して検査する「Paros」、同じくローカルプロキシとして動作するが、ウェブサイトを巡回するだけで脆弱性を検出できる「Ratproxy」。
(Security NEXT - 2013/12/12 )
ツイート
PR
関連記事
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正