鍵付きキャビネットで保管していた提携医療機関の患者情報入りHDDが所在不明
がんワクチンや再生医療の開発支援を行うテラは、提携医療機関の患者情報が保存された外付けハードディスクが所在不明になっていることを明らかにした。
同社によれば、同社社内にある鍵付きのキャビネットに保管していたハードディスクが所在不明となっているもの。10月15日にハードディスクがなくなっているとの報告があり、その後、関係者への聴き取り調査など実施したものの発見できず、28日に紛失の可能性が高いと結論付けた。
紛失したハードディスクには、2007年2月から2011年6月までのあいだに、提携医療機関で受診した患者の情報が保存されていた。患者1365人の氏名、ID、患者から採取した細胞の品質に関するデータなどで、そのうち847人に関しては医療機関の略称も記録。このほか、患者名を含まないデータ1694件も含まれる。
同社によれば、これらのデータを読み取るには、細胞の品質検査を行う検査機関が使用する専門性の高いソフトが必要で、データの不正利用なども確認されていないという。同社では、提携医療機関に報告と謝罪を行うとともに、協議したうえで対象となる患者への対応を進めている。
(Security NEXT - 2013/11/14 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
eラーニングシステムで利用者情報が閲覧可能に - 学研Meds
個人情報含むファイルを業務チャットで誤送信 - トライトグループ会社
保健所のデータ受渡用USBが所在不明、管理記録に不備 - 沖縄県
都立病院の患者情報流出 - 「USB拾得」との匿名文書が複数届く
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
医療関係者向け講演会案内メールで誤送信、取消機能で再発 - EAファーマ
メール本文に関係者アドレスを記載、削除し忘れ流出 - 神奈川県
地域電子商品券「はばタンPay+」サイトで不具合、個人情報流出 - 兵庫県
ベンダー設定ミスでFW機能不全、直後ランサム被害 - アクリーティブ
産後ケアの利用者名簿を委託業者にメールで誤送信 - 館林市
