政府、「情報セキュリティ国際キャンペーン」を展開
政府は、情報セキュリティ対策の普及と国際連携を推進するため、「情報セキュリティ国際キャンペーン」を10月に展開する。
ウイルス感染や情報漏洩といった事故が多発し、セキュリティ対策が世界共通の課題となっているとして、政府機関や関係団体、海外諸国と協力し、国際連携による行事や情報セキュリティ対策に関する情報提供を展開する。
政府では、フィリピンのマニラで10月9日、10日の2日間の日程で第6回目となる「日・ASEAN情報セキュリティ政策会議」にて連携強化に向けた意見交換を行う予定で、これにあわせてASEAN各国との連携による啓発活動を繰り広げる。
日本からASEAN各国に対して教材を提供し、日・ASEANで共同して意識の啓発に取り組むほか、10月25日に東京国際フォーラムにて、各国関係者やセキュリティ専門家を招き、「日・ASEANサイバーセキュリティ国際シンポジウム」を開催する予定。
また情報発信として、「情報セキュリティ国際キャンペーン」のウェブサイトを提供し、日本を含む各国の情報セキュリティ教材など、各国の取り組みを紹介。各府省庁や関係団体が作成した意識啓発関連の動画を「NISC動画チャンネル」として配信する。
さらに注意すべきポイントを簡潔に説明した「情報セキュリティ 今日の一言」の掲示、意識啓発ポスターやインターネットバナーの配布、キャッチフレーズである「知る、守る、続ける」や「情報セキュリティ対策3か条」の普及を目指して活動を展開していく。
(Security NEXT - 2013/09/30 )
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