IPA、2009年に発生した職員私物USBメモリの紛失を公表 - 入手した人物からの連絡で判明
情報処理推進機構(IPA)は、非常勤研究員が同機構の関連資料などが保存された私物USBメモリを、2009年に紛失していたことを明らかにした。
同機構によれば、同機構や関係する別の外部団体に関連する資料などが入った個人所有のUSBメモリを、2009年11月ごろに東急田園都市線あざみ野駅構内で紛失したもの。2013年7月29日にUSBメモリを入手したとする人物より同機構へ連絡があり、調査を行ったところ問題が発覚した。
保存されていたのは、講演や勉強会の資料など、同機構に関する公開資料のほか、約30人分の個人情報を含む候補者のメモが記録されていた。
さらに他外部団体や外部団体ワーキンググループの名簿など、個人情報約40人分が内部の保存されていたほか、パスワードで保護した市場調査関連のヒアリングメモも含まれる。
同機構では今回の紛失発覚を受けて、関係者と連絡を取り、謝罪した。業務遂行に支障をきたす情報は含まれていないと説明している。
同機構では、許可なく文書を持ち出すことや、私物USBメモリの接続などを禁止しており、事故発生時にはすぐに報告するよう定めていたが、守られていなかった。同機構は規定に基づき、同職員を処分する方針。
(Security NEXT - 2013/08/01 )
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