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市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市

神奈川県川崎市は、市バスのドライブレコーダー映像が保存されたUSBメモリが所在不明になっていることを明らかにした。

同市によれば、2025年5月14日、交通局の担当職員が運行上の確認のため市バスのドライブレコーダー映像を確認しようとしたところ、映像を保存したUSBメモリがないことが判明したもの。

USBメモリ内部には、2022年10月3日の生田線2ダイヤあわせて7時間19分27秒のドライブレコーダー映像が保存されていた。映像に含まれる個人を識別できる人数は、歩行者を中心としたのべ約220人としている。

3月6日から同月31日までの期間に紛失したものと見られ、当時の担当職員らは3月の時点で同USBメモリが所在不明となっていることに気づいていたが、所属長へ報告していなかった。

同市では、USBメモリを所定の場所で保管し、利用記録を作成することを定めているが、交通局では職員が個人のデスクで保管。利用記録の作成による貸出返却の管理などが行われていなかった。

映像の再生には、特別な再生用ソフトウェアが必要で、一般的なパソコンでは再生できないと説明。営業所に保存されていた元データを再取得ができたとしており、業務への支障はなかった。

(Security NEXT - 2025/06/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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