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業務用USBメモリの紛失を公表、一部に個人情報 - 島根県

島根県は、業務用USBメモリ4本が所在不明となっており、一部に個人情報を紛失したと発表した。データは暗号化されているという。

同県によれば、5月22日に浜田保健所よりUSBメモリの紛失について連絡があり、全217部署におけるUSBメモリの管理状況を調査したところ、2830本のうち4部署でそれぞれ1本ずつUSBメモリが所在不明となっていることが判明した。

浜田保健所では、業者向け説明会でUSBメモリを使用。説明会後に紛失した。情報公開請求に関する情報や、公開した公文書などを保存していた。

情報公開請求を行った企業47社の情報が保存されており、請求者の氏名、住所、連絡先、担当者のほか、公開した公文書には過去3年間の食品衛生法に基づく許可事業者の住所、電話番号、屋号、営業種目などが保存されていた。

その後の調査により判明した西部県民センター、水産課、教育庁総務課のUSBメモリは、業務関連情報を保存しており、事業報告書や消耗品の購入希望リスト、学校安全マニュアルに関する文書などだった。

人事異動時に紛失したり、屋外で転倒した際になくしたもので、同県によると、いずれもパスワード認証や、試行回数によるアクセス制限、暗号化などのセキュリティ対策を備えたUSBメモリだったという。

USBメモリの用途は、一時的なデータの受け渡しを想定していたが、データを消去せずに、日常的に継続的に使用。職員個人で長期にわたり保管しているケースがあったとして、定期点検の実施や利用方法の周知徹底など、運用を見直すという。

(Security NEXT - 2013/06/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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