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「ウイルス対策ソフトの更新通知」装うウイルスメール - 狙われる日本企業

シマンテックは、著名なウイルス対策ソフトの更新通知を偽装し、ウイルスメールを送りつける手口が発生しているとして注意を呼びかけている。

比較的古い手法で最近は利用されなくなっていたが、同社では、国内電力会社や大手企業を対象に送信するケースを確認し、再び流通しているとして注意を呼びかけた。

メールでは、ライセンス契約の更新案内を装い、zipファイルを添付。内部のファイルは「.doc.exe」という拡張子で、アイコンをWordファイルに偽装した実行ファイルだった。実行するとバックドア「Backdoor.Trojan」を展開し、外部サーバに接続。情報漏洩などの被害に遭う可能性がある。

同社では、複数の航空会社に送られた別の詐欺メールも同じメールアドレスから送信されており、日本企業を標的としている可能性が高いと分析。受信企業の事情にあわせ、メールに航空機関連の情報を盛り込む一方で「.doc.exe」を使う手口は同様だった。

(Security NEXT - 2013/03/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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