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情報セキュリティ分野の発展に寄与した5名が「情報セキュリティ文化賞」を受賞

情報セキュリティ分野の発展に貢献した個人を表彰する「情報セキュリティ文化賞」の受賞者5名が発表された。

同賞は、情報セキュリティ文化への関心を高めるとともに同分野の発展を目指して、情報セキュリティ大学院大学が2005年2月に制定したもの。

自治体や企業、団体で経営的な視点から先導的役割を果たした人物や、情報セキュリティに関する学術、法制度分野の研究、普及、人材育成などで貢献した学識経験者を対象に贈られる。公募や審査委員の推薦をもとに、1月29日の審査委員会において受賞者を決定した。

第9回を迎えた今回は、暗号研究分野で多数論文を発表し、業績を残している東京理科大学理工学部教授の金子敏信氏、情報処理推進機構(IPA)で技術本部セキュリティセンター情報セキュリティ技術ラボラトリー長を務め、脆弱性対策情報データベースを開発や調査研究を行う小林偉昭氏が受賞。

さらに、東京都新宿区長の情報化戦略を進め、プライベートクラウド基盤の構築を推進する中山弘子氏、ラックの専務理事で、日本ネットワークセキュリティ協会の理事や政府関連委員会において委員を務め、普及啓発に努めた西本逸郎氏、暗号技術の研究開発と実用化、暗号モジュール試験及び認証制度「JCMVP」の創設に寄与した日本情報経済社会推進協会の電子署名・認証センター主席研究員である山岸篤弘氏に贈られた。

表彰式は、3月に東京ビッグサイトで開催される「SECURITY SHOW」の会場を予定しており、受賞者によるパネルディスカッションを予定している。

(Security NEXT - 2013/02/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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