「Angry Birds」に便乗する偽アプリに注意
人気ゲーム「Angry Birds」に関連した不正Androidアプリが出回っているとして、セキュリティベンダーが注意を呼びかけている。
米McAfeeでは、「Angry Birds Space」を装った複数のマルウェアを確認。サードパーティのAndroidマーケットに出回っており、「Angry Birds Space」以外のゲームアプリも複数悪用されていたという。
問題のアプリには、不正なコードが仕込まれており、ゲームを開いたり、デバイスを再起動するごとに実行。バックグラウンドで動作し、端末識別情報を外部へ送信していた。
アプリ広告のクリック詐欺を行う機能を備えていたが、今後スクリプトや命令を変更し、悪質なアプリのインストールなどへ利用されるおそれもあるとして、同アプリの危険性を指摘している。
また米Trend Microでは、9月末に公開された「Angry Birds」シリーズの新作である「Bad Piggies」の偽アプリを確認した。複数のロシアドメインを通じて配布されていたという。
同アプリは、海外で利用されているSMSを利用した送金サービスを悪用する不正アプリで、特定の番号にSMSを送信する。さらにショートカットを作成。起動するとブラウザの更新版と見せかけて、不正プログラムをダウンロードする。
セキュリティベンダーでは、信用できるマーケットよりアプリを入手することや、セキュリティ対策ソフトの活用、インストールするアプリの権限を確認するなど、不正アプリの被害に遭わないよう注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2012/10/19 )
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