Internet Explorerに未修正の深刻な脆弱性 - 標的型のゼロデイ攻撃が発生
「Internet Explorer」に未修正の深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。Microsoftでは、定例外の提供も視野に入れ、セキュリティ更新プログラムの開発を進めている。
今回明らかになったのは、細工したウェブサイトへ誘導することにより、リモートからコードを実行できる脆弱性。「同7」から「同9」まで影響があるが、「同10」は、対象外だという。
同社では、一部標的型攻撃が発生しているとの報告を受けており、「MAPP(Microsoft Active Protections Program)」を通じて、パートナーであるセキュリティベンダーへ脆弱性に関する情報を提供している。
ユーザーに対して、ファイアウォールを有効にし、セキュリティ対策製品の最新版を利用することにくわえ、信頼できるサイトのみ「ActiveXコントロール」や「Active Script」の動作を許可したり、脆弱性緩和ツールである「EMET(Enhanced Mitigation Experience Toolkit)」を活用するなど、緩和策の実施を呼びかけている。
(Security NEXT - 2012/09/18 )
ツイート
PR
関連記事
Cisco製品のゼロデイ脆弱性、国内スパム対策サービスで不正アクセス被害
「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を
「Chrome」にアップデート - 「WebGPU」「V8」の脆弱性を解消
「macOS Tahoe 26.2」で脆弱性47件を修正 - 「Safari」も更新
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
悪用確認された「WinRAR」「Windows」の脆弱性に注意喚起 - 米当局
MS、2025年最後の月例パッチ - ゼロデイ含む脆弱性56件に対処
