Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

知識あっても自信過剰だと「フィッシング」などの被害確率が上昇 - IPAが分析

情報処理推進機構(IPA)は、情報セキュリティにおける被害者の属性について調査分析を行い、結果を取りまとめた。

セキュリティに関連する被害の防止対策を検討するため、2005年より実施している「情報セキュリティの脅威に対する意識調査」のデータを調べたもの。被害者個人の属性を分析し、影響を与える要因をレポートに取りまとめた。

知識は被害低減に役立つものの、自意識過剰だと行動心理が影響して正しい判断が下せない可能性があることから、仮説をもとに調査を実施。自意識過剰な人ほど「フィッシング」や、アカウント情報の「不正利用」といった被害に遭う確率を高めることが判明したという。

被害を低減する要因として、「メールの添付ファイルやウェブサイトでの安易なダウンロードに注意するといった意識的な対策を実施していること」「情報セキュリティに関する情報を収集、処理できること」の2点を挙げている。

(Security NEXT - 2012/09/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

まもなく年末年始、長期休暇前にセキュリティ総点検を
JPCERT/CCベストレポーター賞、多数の報告で寄与した2人が受賞
先週注目された記事(2025年11月23日〜2025年11月29日)
「CODE BLUE 2025」まもなく開催 - CFP応募は前年比約1.6倍
先週注目された記事(2025年11月2日〜2025年11月8日)
「不正ログイン」相談が約1.5倍 - 「偽警告」は関係者逮捕で減少するも限定的
先週注目された記事(2025年10月26日〜2025年11月1日)
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
韓国関連グループの標的型攻撃が継続 - GitHub悪用でマルウェア展開
先週注目された記事(2025年10月19日〜2025年10月25日)