Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

知識あっても自信過剰だと「フィッシング」などの被害確率が上昇 - IPAが分析

情報処理推進機構(IPA)は、情報セキュリティにおける被害者の属性について調査分析を行い、結果を取りまとめた。

セキュリティに関連する被害の防止対策を検討するため、2005年より実施している「情報セキュリティの脅威に対する意識調査」のデータを調べたもの。被害者個人の属性を分析し、影響を与える要因をレポートに取りまとめた。

知識は被害低減に役立つものの、自意識過剰だと行動心理が影響して正しい判断が下せない可能性があることから、仮説をもとに調査を実施。自意識過剰な人ほど「フィッシング」や、アカウント情報の「不正利用」といった被害に遭う確率を高めることが判明したという。

被害を低減する要因として、「メールの添付ファイルやウェブサイトでの安易なダウンロードに注意するといった意識的な対策を実施していること」「情報セキュリティに関する情報を収集、処理できること」の2点を挙げている。

(Security NEXT - 2012/09/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

先週注目された記事(2025年8月10日〜2025年8月16日)
夏季休暇に備えてセキュリティ対策の見直しを
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
DBD攻撃で拡大、ランサムウェア「Interlock」に警戒を
先週注目された記事(2025年7月20日〜2025年7月26日)
インシデントが前四半期比37.3%増 - サイト改ざんが約2.4倍
警察庁、ランサムウェア「Phobos」「8Base」の復号ツール開発
先週注目された記事(2025年7月13日〜2025年7月19日)
先週注目された記事(2025年6月29日〜2025年7月5日)
法人の不正送金被害が約8.6倍 - 金額ベースで個人を上回る