パスワードなどを盗むワーム「AutoRun.Spy.Banker」が上位に - ESETレポート
キヤノンITソリューションズは、ESETが7月に追跡システム「ThreatSense.Net」で検知したマルウェアの状況を発表した。
ESETがまとめたマルウェアランキングによると、パスワードなどの個人情報を盗み出して外部に送信するワーム「Win32/AutoRun.Spy.Banker.Q」が、全体の7.54%を占めて最多。2位にも同ワームの亜種「Win32/AutoRun.Spy.Banker.P」がランクインしている。
このほか、改ざんサイトに埋め込まれ、悪意あるプログラムをダウンロードさせるサイトにリダイレクトする「JS/Iframe.EZ」および「JS/Iframe.EY」が4位と5位に続いた。
また、バックドアを開いてリモートシステムに接続するトロイの木馬「Win32/Kryptik」が5種ランクインし、6位から10位を独占している。同社が発表したマルウェアトップ10は以下のとおり。
1位:Win32/AutoRun.Spy.Banker.Q
2位:Win32/AutoRun.Spy.Banker.P
3位:Win32/TrojanDownloader.Wauchos.A
4位:JS/Iframe.EZ
5位:JS/Iframe.EY
6位:Win32/Kryptik.AHXD
7位:Win32/Kryptik.AIFD
8位:Win32/Kryptik.AIDB
9位:Win32/Kryptik.AHZD
10位:Win32/Kryptik.AHYH
(Security NEXT - 2012/09/07 )
ツイート
PR
関連記事
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
2024年の不正アクセス届出166件 - 脆弱性や設定不備が標的に
先週注目された記事(2025年2月16日〜2025年2月22日)
2024年4Qのセキュ相談 - 「不正ログイン」が45%増
2024年4Qのインシデントは約8%増 - 「FortiManager」脆弱性の侵害事例も
先週注目された記事(2024年12月29日〜2025年1月4日)
先々週注目された記事(2024年12月22日〜2024年12月28日)
先週注目された記事(2024年10月27日〜2024年11月2日)
「偽警告」相談が半減するも油断禁物 - 引き続きサポート詐欺に警戒を