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月平均270万件の不正サイトを確認 - マカフィー四半期レポート

マカフィーは、2012年第2四半期の脅威レポートを公開した。ウェブの脅威は依然として活発で、1カ月あたり270万件の悪質なURLが確認されている。

同社では、マルウェアや不審なプログラムを配布するサイトや、フィッシング詐欺、スパムなどに関わる悪質なサイトについて、同四半期に1カ月月あたり平均270万件を観測。6月末までに確認された悪質なURLは3600万件を超え、2260万件のドメインが含まれる。

4月に確認された悪質なURLは約220万件だったが、その後増加を続け6月には300万件超まで拡大。これら悪質なURLの94.2%には、マルウェアやエクスプロイト、コンピュータの乗っ取りに関する不正コードが含まれるという。フィッシング詐欺は4%、スパムは1%となっている。

同四半期には、不正サーバの所在地に変化が見られた。前四半期では北米がもっとも多く92%を占めていたが、今期はヨーロッパ/中東が約半数を占めた。国別に見ると、オランダが最多だったという。

(Security NEXT - 2012/09/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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