IPA、制御システムに関するセキュリティ情報の発信を強化 - 「ICS-CERT」のレポートを日本語で
情報処理推進機構(IPA)は、制御システムのセキュリティに関する情報発信を強化する。専用ページを設け、米専門機関の情報を翻訳して提供する。
サイバー攻撃の標的が、最近は工場や発電所といったプラントの機器制御に用いられる制御システムに拡大する一方で、事業者間によるセキュリティ情報の共有が難しく、国内企業において情報不足による対策の遅れなどが懸念されることから、同機構では、情報の定期的な発信を通じて国内事業者に対応を促す。
専用ページでは、米国国土安全保障省(DHS)の産業制御システムセキュリティ担当機関である「ICS-CERT」の技術レポートを翻訳し、月1回のペースで定期的に掲載。攻撃の最新動向や注意喚起、対策ガイド、脆弱性情報などを提供する。
8月9日より第1回目の配信を開始しており、ICS-CERTに報告されたインシデントについてまとめた「2009-2011 ICS-CERT インシデントレスポンス・サマリーレポート概要」、および「ICS-CERT マンスリー・モニター(2012年5月号)概要」を公開している。
(Security NEXT - 2012/08/10 )
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