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「Firefox」で「Flash Player 11.3」利用時に不具合 - クラッシュのおそれ

Mozillaは、Windows版のFirefoxにおいて、6月8日に公開された「Adobe Flash Player 11.3」を利用した場合に、不具合が発生する可能性があることを明らかにした。

Adobe Systemsでは、6月8日に「Adobe Flash Player」の最新版を公開し、脆弱性7件を修正。新機能として、Firefox向けに「保護モード」を搭載したが、同機能が原因とみられる不具合の報告が寄せられているという。

Firefox向けの「保護モード」は、Windows Vista以降において悪意のあるSWFファイルを開いた際、攻撃の影響を緩和する機能。Windows版の「同11.3.300.257」に搭載されたが、「Flash Playerプラグイン」のクラッシュ、動画を再生できない、日本語を入力できないなど複数の問題が発生している。

現時点で、Adobe Systemsより修正バージョンは提供されておらず、MozillaとAdobeでは協力して調査を進めている。

(Security NEXT - 2012/06/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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