2012年中にマルウェアは1億件を突破する見込み - マカフィー予測
マカフィーのまとめによれば、2012年第1四半期は、プラットフォーム全般で新種のマルウェアが増加して過去4年間で最多となり、2012年中に1億件を突破する可能性が出てきた。
マルウェアの活動は2011年後半に一時的に停滞したものの、2012年に入って再び活性化。同社データベースには、同四半期中にあらたなマルウェア800万件が追加され、過去4年間においてマルウェアの検出数が最多となった。同四半期末の時点でデータベースへの登録数は8300万件となり、2012年中に1億件を超える可能性があると同社は指摘している。
そのなかでも動きを見せたのがルートキット。ピークを迎えた2011年第1四半期以降減少傾向が続いていたが、増加に転じて100万件に達した。もっとも活発だったのは「Koutodoor」で、「ZeroAccess」も2011年後半から急増している。
また署名付きマルウェアも増加傾向にあり、同四半期には、有効な署名が付いている新しいマルウェアが20万件以上検出された。セキュリティ対策ソフトの検出を回避するために署名が悪用されており、その多くは盗まれた証明書が利用されていた。また自己署名やテスト署名の付いたマルウェアも流通しているという。
(Security NEXT - 2012/06/12 )
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