ウェブ改ざんのターゲットは運用実績ある有名サイト - 1000万人以上が閲覧で被害
バラクーダネットワークスジャパンは、一定期間以上運用されている著名ウェブサイトが改ざん攻撃のターゲットになっているとの調査結果を発表した。
同社が、アクセス解析サービス「Alexa」の上位2万5000サイトを対象に、ウェブサイトの閲覧によるマルウェア感染の危険性について、2月の1カ月間にわたり調査を実施したもの。
調査結果によれば、これらサイトでは、1日あたり平均2サイトが不正プログラムに感染していることが判明。また29日中23日で、ランキング上位のサイトが被害に遭っていたという。
同社は、こうしたウェブサイトを閲覧したことにより、マルウェアの感染リスクが生じたユーザーは、ワールドワイドで約1000万人以上にのぼると試算している。
また被害に遭ったサイトの97%は、サイトの開設から最低1年を経過しており、半数以上が5年以上運用されているサイトだった。同社は、長期間運用されているウェブサイトを、サイバー犯罪者がドライブバイダウンロード攻撃に利用していると分析している。
(Security NEXT - 2012/04/11 )
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