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3Qの脆弱性届出は116件 - 前四半期から4.5%増

2024年第3四半期に情報処理推進機構(IPA)へ届け出があった脆弱性は116件だった。前四半期からわずかに増加している。

同機構では、「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップガイドライン」に基づき、脆弱性に関する届け出を受け付けており、同四半期の届け出状況を取りまとめたもの。

同四半期は、前四半期の111件から4.5%増となる116件の届け出があった。1就業日あたりの届け出件数は3.88件。

ソフトウェア製品に関する脆弱性は75件で全体の64.7%を占める。前四半期の80件から5件減となった。一方ウェブサイトに関する脆弱性は41件で、前四半期の31件から10件増加した。

受け付けを開始した2004年以降の累計件数は1万9123件。内訳を見ると、ウェブサイト関連が1万3219件で全体の約7割を占める。ソフトウェア製品は5904件だった。

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脆弱性届出件数の推移(グラフ:IPA)

(Security NEXT - 2024/10/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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