Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Android向け不正請求アプリが進化、位置情報を外部送信 - シャッター音と振動で威圧

トレンドマイクロによれば、Android端末を狙う架空請求アプリの機能が進化しているという。金銭の要求にくわえ、位置情報の送信機能を備えていた。

同社が確認したのは、アダルトサイトで閲覧時に必要なアプリとして配布されている「ANDROIDOS_FAKETIMER」ファミリー。ユーザーが誤ってインストールすると請求画面を表示し金銭の支払いを求める。

これまで見つかったワンクリックウェアと同様、メールアドレスや電話番号、端末情報、外部のサーバへ送信。さらにGPSにより位置情報を取得し、外部へ送信する機能も備えていた。

またユーザーが顔写真を撮影されたと錯覚させるようアプリケーション起動時にシャッター音を鳴らすほか、請求画面を表示する際にもシャッター音やバイブ機能で、ユーザーに心理的な圧力を加える。

同社によれば、同アプリのアンインストールは容易だが、あらかじめインストールされているアプリなどと酷似した名称でわかりにくいという。

(Security NEXT - 2012/03/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

1Qは「JVN iPedia」に8844件登録 - 「NVD」公開増加が影響
Windows向け「Horizon Client」に権限昇格の脆弱性 - パッチがリリース
LinuxカーネルのUSBオーディオドライバ脆弱性 - 攻撃の標的に
「Android」にセキュリティパッチ - 複数脆弱性で悪用も
「Android」の3月パッチが公開 - ゼロデイ脆弱性2件に対応
「Firefox 136」がリリース - ESR版では「クリティカル」脆弱性を修正
「Android」に複数脆弱性を修正するアップデート - 一部で悪用の兆候
米当局、Linuxカーネルや「VMware ESXi」の脆弱性悪用に注意喚起
先週注目された記事(2025年2月2日〜2025年2月8日)
Linuxカーネルの脆弱性に対する攻撃が発生 - 米当局が注意喚起