ドライブバイダウンロード攻撃関連が「INF/Autorun」を抑えて1位に - ESETレポート
キヤノンITソリューションズは、ESETが1月にマルウェアの追跡システム「ThreatSense.Net」で検知したマルウェアの状況について発表した。
ESETがまとめたランキングによると、マルウェアをダウロードさせるサイトへリダイレクトするスクリプトや「iframeタグ」を含むHTMLファイルを検出した「HTML/ScrInject.B」が最多で5%にのぼっている。
長期にわたって1位を占め、2011年の年間ランキングでもトップだった「INF/Autorun」は2位に後退したが、依然として4.4%を占めている。
そのほか、ランキング全体に大きな動きは見られず、3位の「HTML/Iframe.B」や7位の「JS/TrojanDownloader.Iframe.NKE」、9位の「JS/Iframe.AS」などドライブバイダウンロード攻撃に利用されるものが多数ランクインしている。
また「INF/Autorun」以外にも、4位の「Win32/Conficker」や5位の「Win32/Dorkbot」、6位の「Win32/Autoit」と、リムーバブルメディア経由で感染を広げるマルウェアが上位に入っており、2011年と同様の傾向が続いている。
同社が発表したマルウェアのトップ10は以下のとおり。
1位:HTML/ScrInject.B
2位:INF/Autorun
3位:HTML/Iframe.B
4位:Win32/Conficker
5位:Win32/Dorkbot
6位:Win32/Autoit
7位:JS/TrojanDownloader.Iframe.NKE
8位:Win32/Sality
9位:JS/Iframe.AS
10位:Win32/Spy.Ursnif
(Security NEXT - 2012/03/08 )
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