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改ざんサイトの94%がドライブバイダウンロード攻撃 - セキュアブレイン調査

セキュアブレインは、同社が1月に検知した不正サイトの状況を取りまとめた。減少傾向傾向が続いてきたが、1月は前月から増加した。

1月に「危険」と判定されたサイトは、前月比530件増となる3182件。2011年8月をピークに減少傾向が続いていたが増加に転じ、3000件を超えたのは3カ月ぶり。利用数に対する不正サイトが検出された割合についても、前月の6.8%から7.1%へと増加している。

具体的に見ると、「ワンクリック詐欺」サイトが前月の1421件から1841件に目立った増加を見せた。このほか、「不正プログラム」を配布するサイトが152件から243件に、「不正攻撃」を行うサイトが314件から463件に増加している。

1月は改ざんサイトの傾向が大きく変化した。前月の111件から69件へと減少したが、そのうち65件がドライブバイダウンロード攻撃で、これまで3割前後で推移していた割合が94.2%へ上昇している。改ざんされたサイトの内訳は、個人サイトが50.7%、企業サイトが42%だった。

(Security NEXT - 2012/02/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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