セキュリティベンダーとAndroidマーケットでマルウェアの判断に食い違い
シマンテックでは、今回検知したアプリについてGoogleへ通知しており、1件のデベロッパーIDがすでに削除されているが、他デベロッパーが配布するアプリについてGoogleでは利用規約に違反しないと判断。引き続き公開されている。
シマンテックでは、悪質なアプリであるか判定するにあたり、同様のコードが含まれているアプリが、以前Androidマーケットにおいて削除されたと指摘。
PC環境で「アドウェア」や「スパイウェア」の判断についても以前議論を巻き起こしたが、最終的にセキュリティベンダーが不正プログラムとして検知するようになった例を挙げ、Androidアプリについても「アプリケーションの動作に関する情報がユーザーにとって必要かどうかで判断する」と説明した。
同社では、今回問題となったSDKプロバイダとも話し合いを進めており、引き続き詳しい情報をフィードバックしていきたいとしている。
(Security NEXT - 2012/02/01 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
2Q「JVN iPedia」登録は1万件超 - 98.7%が「NVD」情報
ブラウザ「Firefox 141」が公開 - 脆弱性18件を解消
「PAN-OS」「GlobalProtect App」など複数製品の脆弱性を解消 - Palo Alto
「WinRAR」にディレクトリトラバーサルの脆弱性 - 修正版を公開
1Qは「JVN iPedia」に8844件登録 - 「NVD」公開増加が影響
Windows向け「Horizon Client」に権限昇格の脆弱性 - パッチがリリース
LinuxカーネルのUSBオーディオドライバ脆弱性 - 攻撃の標的に
「Android」にセキュリティパッチ - 複数脆弱性で悪用も
「Android」の3月パッチが公開 - ゼロデイ脆弱性2件に対応
「Firefox 136」がリリース - ESR版では「クリティカル」脆弱性を修正