ソフトウェアに関する脆弱性の届出、38%がスマホ関連
2011年の傾向として、スマートフォン関連の届出が増加が見られた。通年で全体の22%がスマートフォン関連の脆弱性だったが、第1四半期の5%から第4四半期には38%と上昇しており、増加が目立っている。
脆弱性の修正状況は、ソフトウェアに関するものでJPCERTコーディネーションセンターが調整を行い、開発者が修正を完了したものは35件で累計は580件。修正が完了した35件のうち、届出が受理されてから45日以内に対策情報が公開された届出は5件だった。
ウェブサイトの脆弱性で最も多かったのは「クロスサイトスクリプティング」で、全体の96%を占めた。運営主体では「企業」が78%で、「団体」「地方公共団体」と続く。
同四半期に脆弱性の修正が完了したのは259件で、累計3855件となった。今期に完了した259件のうち55件は、届出から修正まで1年以上経過しており、同機構はサイト運営者による速やかな対策を呼びかけている。
(Security NEXT - 2012/01/27 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
先週注目された記事(2025年8月10日〜2025年8月16日)
先週注目された記事(2025年8月3日〜2025年8月9日)
先週注目された記事(2025年7月27日〜2025年8月2日)
2Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が倍増
2Q「JVN iPedia」登録は1万件超 - 98.7%が「NVD」情報
先週注目された記事(2025年7月20日〜2025年7月26日)
インシデントが前四半期比37.3%増 - サイト改ざんが約2.4倍
先週注目された記事(2025年7月13日〜2025年7月19日)
先週注目された記事(2025年7月6日〜2025年7月12日)
先週注目された記事(2025年6月29日〜2025年7月5日)