スマホアプリによる「架空請求」をトレンドが確認 - 電話番号取得されるおそれ
架空請求を行うAndroidアプリをトレンドマイクロが確認した。誤ってアプリをインストールすると、電話番号が取得され、直接請求の電話を受ける可能性もある。
同社によれば、契約をしていないにもかかわらず、サイト上のコンテンツにアクセスしただけで料金を請求する「ワンクリック詐欺」を行うスマートフォン向けサイトが、2011年に登場しているが、2012年に入ってアプリを利用するあらたな架空請求の手口を確認したという。
今回同社が確認したのは、ゲーム動画の紹介サイトを装い、閲覧に専用の動画ソフトが必要などと説明して、Android向けのアプリをダウンロードさせる攻撃。
インストールする際、通話情報の取得やネットワーク通信などの許可を求め、アプリの起動後は、5分おきに繰り返し請求画面を表示して支払いを要求する。
PCに対しては、同様の攻撃が5年以上前から行われている比較的古い手法だが、トレンドマイクロがアプリを分析したところ、今回のケースでは電話番号が取得されて外部に送信されている可能性があり、ユーザーに対して電話で請求を行うなど悪用されるおそれもある。
同社では、問題のサイトについて、セキュリティ対策ソフトでフィルタリングの対象に追加するとともに、同アプリを「ANDROIDOS_FAKETIMER.A」として検出するよう対応。セキュリティ対策ソフトの活用などユーザーに注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2012/01/12 )
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