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11月から引き続きウェブ改ざんの被害報告目立つ - トレンドマイクロ報告

一方、国内の検出ランキングにも変化があり、3位にワーム「WORM_SPYBOT.BMC」、4位にアドウェア「ADW_KRADARE」があらたに登場した。いずれも約1500台から検出されている。

またファイル共有ソフトで広がる暴露ウイルス「WORM_ANTINNY」の亜種が、10位圏内に3種類がランクインする状況が続いている。

国内における感染被害は613件で、前月の655件から減少した。検出数が最多である「WORM_DOWNAD」が被害報告についても32件で最多だった。

12月も改ざんによる感染被害の報告が、11月より引き続き寄せられている状況で、「MAL_HIFRM」の被害報告は23件に上り、「WORM_DOWNAD」に次いで多かった。

また改ざんサイトでは偽セキュリティ対策ソフトがダウンロードされるケースがあり、「TROJ_FAKEAV」が12件でZeusとしても知られる「TSPY_ZBOT」と同率でランキングの4位に入っている。

同社がまとめた国内の不正プログラム検出状況は以下のとおり。

1位:WORM_DOWNAD.AD
2位:CRCK_KEYGEN
3位:WORM_SPYBOT.BMC
4位:ADW_KRADARE
5位:ADW_YABECTOR.SM
6位:WORM_ANTINNY.AI
7位:HackingTools_RARPasswordCracker
8位:WORM_ANTINNY.F
9位:PE_PARITE.A
10位:WORM_ANTINNY.JB

(Security NEXT - 2012/01/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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