2010年に国の行政機関や独法で発生した個人情報漏洩は2504件
2010年度に、国の行政機関や独立行政法人において発生した個人情報の漏洩や紛失、盗難などのインシデント件数は、あわせて2504件だったことがわかった。
個人情報保護法の施行状況について調査を実施し、総務省が取りまとめたもの。2010年度に国の行政機関で発生した個人情報漏洩は498件で、前年度の321件から増加。一方独立行政法人は2006件となり、前年度の2216件から減少した。
行政機関で発生した漏洩の内容を見ると、誤送付や誤送信が286件で全体の57.4%にのぼり、そのうち215件は配送事故によるものだった。紛失(24.7%)、誤交付(10.2%)と続く。ネット上へ流出した事故は3件で、1件はウイルス感染が原因だった。
101人以上の個人情報が流出したケースは26件。そのうち7件では1001人分以上の個人情報が漏洩した。発生組織を見ると、行政機関では国税庁が最も多く、303件で全体の60.8%を占める。厚生労働省(15.7%)、法務省(5.8%)が続いている。
(Security NEXT - 2011/11/21 )
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