社内のセキュリティポリシー遵守、約6割が他人事 - 独Avira調べ
企業の従業員の約6割は、組織が定めるセキュリティポリシーの遵守に対して無関心であることが、独Aviraが9月に実施した意識調査により判明した。
同調査では、35.4%がセキュリティポリシーの存在を認識しながらも、遵守に対して無関心であると回答。さらに25.6%は、セキュリティはITシステム管理部に責任があるとして、まったく気にしておらず、これらをあわせると約6割がセキュリティポリシーに対して無関心だった。
企業のセキュリティポリシーが厳しく決まっており、企業を守るために従っていると回答した従業員は39%にとどまっている。
データセキュリティ専門家である同社のSorin Mustaca氏は、セキュリティ対策ソフトのインストール以外にも、対策を講じる必要があると指摘。
同氏は、打ち合わせなどでセキュリティへ配慮することの重要性を取り上げるなど、積極的に啓発していく必要があるとして企業へ対策を呼びかけている。
(Security NEXT - 2011/11/18 )
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