米Symantec CEOが来日、セキュリティやデータ保護などの総合戦略を披露 - 防衛関係者と会談も

Enrique Salem氏
シマンテックは、9月27日に都内で記者会見を開催し、来日した米Symantec社長兼CEOのEnrique Salem氏が同社戦略について説明した。今回の来日では防衛関係者との会談も行われるという。
登壇した同氏は、現在のIT環境において「サイバー攻撃の脅威」「クラウド」「モバイル」「仮想化」「データ爆発」など大きな環境の変化を迎えていると指摘した。
こうした流れについて、レピュテーション技術によるセキュリティ対策をはじめ、モバイル向け製品、データの重複排除技術、VMwareとの連携による仮想化環境の可視化など、各問題へ総合的に同社では対応できることを強調。
安全性やスケーラビリティを確保しつつ、効率化やコスト削減といったニーズに応えており、4四半期連続で業績が伸びているなど好調をアピールしている。
一方昨今のサイバー攻撃については、スパイ活動から破壊活動へ変化しているとし、政府や企業はもちろん、著名な企業でなくても標的になりうると説明。世界各国政府と連携し、対応にあたっているという。
国家への攻撃に対しては、「早期警告」や「保護技術」にくわえ、政府では的確な対応が求められることから「攻撃ソースの把握」も重要であるとし、同社では支援を行っている。
また今回の来日では、Salem氏と国会議員や防衛関係者との会談もセッティングされている。シマンテック代表取締役社長の河村浩明氏は、詳細は明らかにできないとしつつも、国内において防衛省へサービスを提供しているとし、今後さらにビジネスを加速させたい考えだ。
(Security NEXT - 2011/09/28 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
先週注目された記事(2025年6月1日〜2025年6月7日)
サーバでランサム被害、影響など調査 - ホスピタルサービス
米グループ会社にランサム攻撃、従業員情報が流出 - メディアリンクス
香港グループ会社がランサム被害 - 富士高分子工業
サイトの応募企画に関する個人情報が流出した可能性 - 南日本酪農協同
米グループ会社にランサム攻撃、顧客情報流出の可能性 - DNP
サイバー攻撃で詳細を調査、生産販売に影響なし - 日本触媒
先週注目された記事(2025年5月25日〜2025年5月31日)
県立博物館のサイト不具合、海外からアクセス集中 - 滋賀県
サーバがランサム感染、受注工事データが流出の可能性 - 但南建設