Android端末のUSB充電に注意 - ウイルス感染源となる可能性も
トレンドマイクロによれば、8月に入ってからAndroid端末に感染するマルウェア「ANDROIDOS_LOTOOR」の被害報告が複数寄せられているという。
「ANDROIDOS_LOTOOR」は、端末のルート権限を取得するマルウェア。感染すると外部へ端末内部の情報を送信するおそれがある。3月に発見され、8月に入ってからも複数の亜種が検出されている。
同社によれば、今回の被害報告は企業ユーザーから寄せられたもので、PCへAndroid端末をUSB接続した際、PC側のセキュリティ対策ソフトが検知したという。
また同社は、今回「ANDROIDOS_LOTOOR」が発見されるきっかけとなったAndroid端末を組織内のPCへUSB接続する行為について、USBメモリ経由で感染を拡大したワーム以上にセキュリティリスクが高いと問題を指摘。
Android端末は比較的バッテリーの消費が早いことから、組織内のPCを利用してUSB経由で充電されたり、データの持ち運びに利用されるケースも考えられ、端末そのもののセキュリティ対策や、組織におけるポリシーの明確化など、環境の見直しなど対策を呼びかけている。
(Security NEXT - 2011/09/06 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ビデオ会議の「Zoom」に複数脆弱性 - 最新版に更新を
「Unity」ランタイムに脆弱性 - 利用アプリは要再ビルド
Mozilla、最新版ブラウザ「Firefox 134」を公開 - 複数の脆弱性を修正
「Firefox 136」がリリース - ESR版では「クリティカル」脆弱性を修正
ブラウザ「Firefox 141」が公開 - 脆弱性18件を解消
Android版「MS Edge」にアップデート - 独自修正も
「Sitecore」や「Linuxカーネル」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「Android」の2025年9月パッチが公開 - ゼロデイ脆弱性2件を解消
JSSEC、「Androidアプリセキュアコーディングガイド」第17版を公開
「WinRAR」に深刻な脆弱性 - ゼロデイ攻撃で判明
