MS、「8月の月例パッチが特別時間かかるわけではない」 - 従来の「.NET Framework」更新適用時と同等
日本マイクロソフトは、8月10日に月例セキュリティ更新プログラムを公開した。同社は「.NET Framework」の更新が含まれているとして、公開前から通常より時間を要するとして注意喚起を行っているが、過去の「.NET Framework」更新時と比較して特別長時間に及ぶわけではないと説明している。
時間を要するとされるのは、「.NET Framework」のセキュリティ更新プログラム。環境にあわせてコンパイルを実施しながらインストールするため、他更新プログラムにくらべ、適用に時間を必要としている。
当初低スペックマシンにおいて、数時間を要する場合もあるとのアナウンスから大きな反響を呼んだが、同社は先日のアナウンスについて、一部誤解させる表現があったと訂正。インストールに必要とする時間は、過去に同じマシンで「.NET Framework」を更新した場合と、ほぼ同等の時間としている。
同社セキュリティレスポンスチーム セキュリティスペシャリストの松田英也氏によれば、以前より「.NET Framework」の更新プログラム公開後には、インストール途中で電源を落としたことによるサポートへのトラブル相談が集中するため、注意喚起を実施したという。
同社は、今回のアナウンスについて8月の月例パッチに限らず、「.NET Framework」更新時の一般的な注意点であるとし、あらためてユーザーに注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2011/08/10 )
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