MS、月例セキュリティ更新を公開 - ゼロデイ修正パッチが一部準備中
マイクロソフトは、2025年4月の月例セキュリティ更新プログラムを公開した。すでに脆弱性1件については悪用が確認されているが、一部プラットフォーム向けのパッチが準備中となっている。
各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせてアップデートをリリースし、CVEベースで121件の脆弱性に対処した。
最大重要度を見ると、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は11件。のこる110件については次に高い「重要(Important)」としている。
脆弱性によって影響は異なるが、31件についてはリモートよりコードを実行されるおそれがあり、49件は権限昇格の脆弱性としている。
さらに情報漏洩の脆弱性17件、サービス拒否14件、セキュリティ機能のバイパス9件、なりすまし1件に対処した。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3」におけるベーススコアを見ると、「7.0」以上とされる脆弱性が98件におよぶ。ただし、「9.0」以上と評価される脆弱性はなかった。
(Security NEXT - 2025/04/09 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み