BINDに深刻度「高」の脆弱性 - 不正パケットでサービス停止のおそれ
DNSサーバ「BIND」にサービス停止の脆弱性が存在しているとして、Internet Systems Consortium(ISC)をはじめ、関係機関が注意を呼びかけている。

深刻度「高」としてISCが注意喚起
BINDが、細工したパケットを受信することで異常終了する脆弱性「CVE-2011-2464」が判明したもの。権威サーバ、キャッシュサーバいずれも影響があり、サービス停止の障害を引き起こす可能性がある。
脆弱性が含まれているのは、「BIND 9.8.x」「同9.7.x」「同9.6.x」。ISCでは、現時点で脆弱性を悪用するツールなどを確認していない。設定による回避策はなく、アップグレードを推奨している。
また「BIND 9.8.x」の一部バージョンには、RPZ機能に脆弱性「CVE-2011-2465」が含まれていることも明らかになっている。
ISCをはじめ、日本レジストリサービス、情報処理推進機構(IPA)をはじめとするセキュリティ関連機関、Linuxディストリビューターなど注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2011/07/07 )
ツイート
PR
関連記事
「VMware vCenter Server」の深刻な脆弱性 - 悪用リスク上昇
「VMware vCenter Server」に深刻な脆弱性 - 「VMware ESXi」の脆弱性も
Windows向け「Zscaler Client Connector」に権限昇格の脆弱性
「Cisco Application Services Engine」などに深刻な脆弱性
「Movable Type」にXSSの脆弱性 - アップデートが公開
「Firefox 86」が公開、Cookie対策強化 - 脆弱性12件を修正
SonicWall、VPN製品向けに追加アップデート - すぐに更新を
CiscoのWindows向けVPNクライアントに脆弱性 - 更新を
「Office for Mac」向けにセキュリティ更新 - 脆弱性2件を修正
「BIND 9」にリモートより悪用可能な脆弱性 - アップデートが公開