高い防御壁も目的があれば突破するハッカーたち
さらにソニーは、Hotz氏のサイトへアクセスしたIPアドレスの開示を米連邦地裁へ求めており、兜森氏はこれらが「ハッカーの感情を逆撫でする行為だった」と指摘する。
同氏は「確固たる信念で提訴することが悪いことではないが、その後のフォローを考えるべきだった」と問題点を挙げ、対応にあたっては、他組織におけるセキュリティ事件など把握し、対応方法や結果などを理解した上で行動する必要があると説明する。
企業においては、標的型サイバー攻撃やAPTの増加など状況の変化に配慮した上で、セキュリティマネジメントシステムを随時見直していくことが重要と対策を呼びかける。
同社同部においてエンタープライズSEシニアセールスエンジニアを務める松田彰氏は、「企業では、ユーザーの利便性を優先するためにセキュリティが甘くなる傾向がある」と分析。
(Security NEXT - 2011/06/10 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
指標管理ウェブシステムから顧客情報流出の可能性 - 損保ジャパン
オーダーカーテンの通販サイトで侵害被害か - 詳細を調査中
ドメイン不正利用、メール5万件が送信 - 三菱地所ハウスネット
都立図書館のメルアカに大量の不達メール - 不正アクセスか
財布通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
メールサーバがスパム送信の踏み台に - 横浜みなとみらいホール
先週注目された記事(2025年5月4日〜2025年5月10日)
派遣スタッフが予約システムに不正アクセス - 東急グループのジム
健康商材のB2Bマッチングサイトに不正アクセス - 顧客情報が流出
サーバがランサム感染、取引先情報が流出の可能性 - 無線通信機器メーカー