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IEの「MHTML処理」に脆弱性 - MSが「Fix it」を公開

マイクロソフトは、「Internet Explorer」の「MHTML」処理に、未修整の脆弱性が含まれているとしてアドバイザリを公開し、回避策の実施などを呼びかけている。

今回明らかになった「CVE-2011-0096」は、HTMLファイルとリンクする画像などをまとめて扱う「MHTML」の処理における脆弱性。「Server Coreインストール環境」を除いたサポート中であるすべての「Windows」が影響を受ける。

攻撃者のウェブサイト上で細工を施したリンクをクリックすると、ユーザーのウェブリクエストへスクリプトを挿入され、情報漏洩やなりすましが発生したり、ユーザーの意図しない操作などが行われるおそれがある。

1月29日の時点で脆弱性の悪用は確認されていないものの、すでに検証コードが公開されている。同社では脆弱性の詳細について調査を進めており、セキュリティ更新プログラムの提供などを検討している。

(Security NEXT - 2011/01/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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