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MSRTによるマルウェア駆除状況、日本は1000回あたり4.4台で低水準

「悪意あるソフトウェアの削除ツール(MSRT)」20万回以上が利用された国について、マルウェアの駆除状況について調べたところ、もっとも駆除された割合が高かったのがトルコで、1000回あたり36.6台のコンピュータで駆除が行われた。

2位は前回トップだったスペインで35.7台。以降、韓国(34.4台)、台湾(33.5台)、ブラジル(25.8台)で続いた。日本は4.4台で、前回調査の5.1台からさらに減少し、低水準だった。

マルウェアの種類としては、トロイの木馬が約3割を占めて最多だが、「Win32/Taterf」や「Win32/Autorun」といったワームファミリーが増加した影響で前期から5%近い伸びを示したワームがほぼ横並びとなった。

(Security NEXT - 2010/10/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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