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証拠改ざんで大阪特捜検事が逮捕 - 注目集まるデータの「完全性」

こうした背景もあり、特許出願せずに「先使用権」を確保しておくことも、あらたな特許戦略して注目されている。いかに「先使用権」を確保するかは大きな課題で、大量のデジタルデータを扱う今日、存在証明は必要不可欠だ。

公証役場という手段もあるが、デジタルデータであれば、ファイルの存在と完全性を証明する「タイムスタンプ」サービスが、ひとつのソリューションとなっている。

同サービスでは、国家時刻標準機関に基づいた時刻をもとに、タイムスタンプ局(TSA)がファイルのハッシュ値を発行しており、そのデータを検証することで証明が可能だ。

タイムスタンプは、サービスの信頼性を担保しなければ意味がないが、残念ながら、公的機関によるサービスは提供されていない。

(Security NEXT - 2010/09/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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