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PostgreSQL向けミドルウェア「Pgpool-II」に認証回避の脆弱性

PgPool Global Development Groupが提供する「PostgreSQL」向けミドルウェア「Pgpool-II」に深刻な脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

「Pgpool-II」は、広く利用されるデータベース「PostgreSQL」のサーバとクライアント間において、接続の効率化や冗長構成の実現、負荷分散といった機能を提供するミドルウェア。

同ソフトウェアにおいて、一定の条件を満たした場合に、認証のバイパスが可能となる脆弱性「CVE-2025-46801」が確認された。

本来認証が必要な場合にも認証処理がスキップされてしまい、任意のユーザーとしてログインし、データの改ざんや読み取り、データベースの無効化などが可能になるという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「9.8」と評価されている。「CVSSv4.0」におけるベーススコアは「9.3」とした。

開発者は脆弱性を周知するため、情報処理推進機構(IPA)に報告。JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。2025年5月15日に脆弱性を修正した「同4.6.1」「同4.5.7」「同4.4.12」「同4.3.15」「同4.2.22」をリリース。アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/05/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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