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警察庁、2010年上半期のサイバー犯罪検挙状況を発表 - Gumblar被害の相談も

ネットワーク利用犯罪の内訳を見ると、著作権違反の上昇率が高く、108件増加して160件となった。インターネットオークション利用詐欺が156件増えて451件となったほか、わいせつ物頒布や児童ポルノ関連による犯罪の増加も目立っている。

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都道府県警察の相談窓口で受け付けたサイバー犯罪等に関する相談は、6575件減少して3万7181件だった。詐欺や悪質商法に関する相談が6519件減ったことが影響した。一方迷惑メールに関する相談については、1021件の増加となった。

また2009年12月から2010年1月にかけて、警察に対する相談から大手企業において多数のGumblar被害が確認されたことが判明している。

(Security NEXT - 2010/09/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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