MS、脆弱性による不正なライブラリのロードを防ぐ「Fix it」を公開
マイクロソフトは、一部アプリケーションにおいて外部ライブラリのロード方法に起因し、コードが実行される脆弱性が判明した問題で、脆弱性の緩和策として「Fix it」を公開した。
一部アプリケーションが、リモートネットワーク上のライブラリをアプリケーションがロードし、コードが実行される可能性が判明したもの。同社ではプログラム方法に起因するとして、8月にアドバイザリを公開。開発者へ情報提供を行うとともに、自社アプリケーションにおける影響について調査を進めている。
同社は、アドバイザリで「WebClientサービス」を無効にしたり、ファイアウォールの活用による緩和策の実施を一般ユーザーに対して推奨しているが、今回同社では、「Fix it」をあらたに用意した。
「Fix it」では、レジストリキーの適用により、「SMB」や「WebDAV」上のライブラリをについてロードを許可しないようにすることが可能で、影響を受けるアプリケーションの利用者に対して適用を呼びかけている。
(Security NEXT - 2010/09/02 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「GitLab」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
「Apache HTTPD」にアップデート - 脆弱性5件を解消
JSライブラリ「React」に深刻なRCE脆弱性 - 早急に対応を
ウェブアプリフレームワーク「Django」に複数脆弱性 - アップデートが公開
米セキュリティ機関、「ScadaBR」既知脆弱性の悪用に警告
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
「Android Framework」のゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 米当局
「Unbound」のDNSキャッシュ汚染脆弱性 - 追加対策版が公開
