Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、脆弱性による不正なライブラリのロードを防ぐ「Fix it」を公開

マイクロソフトは、一部アプリケーションにおいて外部ライブラリのロード方法に起因し、コードが実行される脆弱性が判明した問題で、脆弱性の緩和策として「Fix it」を公開した。

一部アプリケーションが、リモートネットワーク上のライブラリをアプリケーションがロードし、コードが実行される可能性が判明したもの。同社ではプログラム方法に起因するとして、8月にアドバイザリを公開。開発者へ情報提供を行うとともに、自社アプリケーションにおける影響について調査を進めている。

同社は、アドバイザリで「WebClientサービス」を無効にしたり、ファイアウォールの活用による緩和策の実施を一般ユーザーに対して推奨しているが、今回同社では、「Fix it」をあらたに用意した。

「Fix it」では、レジストリキーの適用により、「SMB」や「WebDAV」上のライブラリをについてロードを許可しないようにすることが可能で、影響を受けるアプリケーションの利用者に対して適用を呼びかけている。

(Security NEXT - 2010/09/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因
プリント管理ソフト「Xerox FreeFlow Core」に深刻な脆弱性
「Amazon EMR」に深刻な脆弱性 - 資格情報漏洩のおそれ
「GitLab」にアップデート - 12件の脆弱性を解消
「ICS」や「Avalanche」などIvanti複数製品に脆弱性
SAP、月例アドバイザリを公開 - 複数の「クリティカル」脆弱性
Fortinet、「FortiOS」に関する複数の脆弱性を解消