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Windowsシェルの脆弱性を悪用する「Stuxnet」が急増 - ESETレポート

キヤノンITソリューションズは、ESETが7月にマルウェアの追跡システム「ThreatSense.Net」で検知したマルウェアの状況について公表した。

7月は、マルウェアランキングの上位に変動はなかったものの、1位の「Win32/Conficker」は全体に占める割合が12.47%に上昇している。2位の「INF/Autorun(5.9%)」と2倍以上の差をつけるなど、依然として突出している。

一方、ランキング下位には動きがあり、8位に「Win32/Dursg.A」があらたにランクインした。同マルウェアは、ロシアから拡大していると推定されるトロイの木馬で、検索結果からアドウェアがホストされたサイトにリダイレクトする。またP2Pネットワークなど複数の感染経路を持つのも特徴だという。

10位には、前回35位から浮上した「Win32/Oficla.GN」が入った。感染するとウェブ経由でほかのマルウェアをダウンロードして実行する。対策として、プログラムのインストールや実行ができないようユーザー権限を制限するのも有効だとしている。

(Security NEXT - 2010/08/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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