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ハードディスクのMBRを破壊するバックドア「Yonsole」が発生

BitDefenderは、ハードディスクのマスターブートレコード(MBR)を破壊し、Windowsを起動できなくする新種のバックドア「Backdoor.Yonsole」が出回っているとして、注意を呼びかけている。

同ウイルスは、「Windows Update」の関連ファイルに見せかけて配布されており、すでに破壊方法が異なる2種類が見つかっているという。

感染するとバックドアとして機能するため外部からアクセスが可能となるほか、リモートデスクトップも許可する。さらに送信されるコマンドには、ハードディスクのマスターブートレコードを上書きするものも確認されている。

同社では、セキュリティ対策ソフトの定義ファイルへ対応させるとともに、運営サイト「Malware City」で感染ユーザー向けに無料の削除ツールを提供している。

(Security NEXT - 2010/06/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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