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パナソニックのサーバにサイバー攻撃 - 6月以降複数回にわたり

パナソニックのファイルサーバがサイバー攻撃を受け、内部に保存されていた一部データが外部に流出したことがわかった。原因や影響の範囲など詳細を調べている。

同社によると、国内に設置されたファイルサーバに対し、外部の第三者によるアクセスが行われ、一部データが不正に読み出されていたことが11月11日に判明したもの。

6月22日から11月3日にかけて複数回にわたり、同サーバに対して不審者によるアクセスが行われていたもので、同サーバ内部には従業員や取引先、同社の技術情報などが保存されていた。

攻撃の判明を受けて同社では同サーバに対する外部からのアクセスを遮断。サイバー攻撃にともなうデータの破壊行為などは確認されておらず、脅迫なども受けていないという。生産設備や事務作業が停止するといった業務への影響なども出ていない。

同社では外部事業者の協力のもと、同社では顧客の個人情報や社会インフラに関する機微情報、知的財産などが含まれていないかなど、影響の範囲や原因について調査を進めている。また内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)や警察に被害を報告した。

(Security NEXT - 2021/11/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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