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5月はウイルス検出数が前月から1万件増加し約5万件に - IPAまとめ

情報処理推進機構(IPA)は、5月に同機構が対応したウイルスおよび不正アクセスの届出状況を取りまとめた。ウイルス検知数が増加しており、なかでも偽セキュリティ対策ソフト「FAKEAV」の増加が目立ったという。

レポートによれば、5月のウイルス検出数は約5万件で、4月の約4万件から26.8ポイント上昇した。一方、同一の届出者のもとで、同種のウイルスが同日中に複数検出された場合も1件とカウントする届出件数は1084件で、4月の1077件とほぼ同水準だった。

検出数の1位は変わらず「Netsky」だったが、2位には前月の1件から6994件へ急増した「Koobface」が入った。3位は「Mydoom」、4位は「Autorun」と続く。また、偽セキュリティ対策ソフト「FAKEAV」の一時的な急増が、5月に入って複数回確認されている。

不正アクセスの届出件数は8件で、4月の11件から減少した。被害が発生した5件の内訳を見ると、侵入3件、なりすまし1件、その他1件となった。不正アクセスに関する相談件数は52件で、そのうち22件で何らかの被害が発生している。

(Security NEXT - 2010/06/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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