日本語の不自然さで見抜けない「標的型攻撃」 - 「hta」ファイルも盲点
届け出が少なく、攻撃の発生状況について全貌がなかなか見えてこないが、攻撃の内容を聞くと驚かされる。
メールの記載は日本語を母国語とする人物が書いたと見られる「流暢な日本語」だという。もはや日本語の不自然さから、「不審メール」であるか、「正規のメール」であるか判断できない状況へ突入している。
PDFファイルのほか、先日脆弱性が明らかになった「一太郎」などのファイル形式が悪用されている。同機構でセキュリティ対策ソフトでの検知できるか調べたところ、半数近くが検知できないなど、セキュリティ対策ソフトがつねに防波堤を果たしてくれるとは限らない。
同氏は、セキュリティ対策ソフトが苦手とするファイル形式でもうひとつ紹介している。それは「hta」形式のファイルで、ほとんどのセキュリティ対策ソフトが検知できないと苦言を述べ、セキュリティベンダーへ対応を強く求めている。
(Security NEXT - 2010/05/07 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「情報セキュリティ白書2025」PDF版を先行公開 - 書籍は9月30日発売
先週注目された記事(2025年8月17日〜2025年8月23日)
iPhoneやMacなどApple製品の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
米当局、「IE」「Excel」「WinRAR」の脆弱性悪用に注意喚起
インシデントが前四半期比37.3%増 - サイト改ざんが約2.4倍
「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
米政府、WindowsやApple複数製品の脆弱性悪用に注意喚起
LinuxカーネルのUSBオーディオドライバ脆弱性 - 攻撃の標的に
「Android」にセキュリティパッチ - 複数脆弱性で悪用も